キャップレート計算機
借入などの資金調達を考慮する前に、物件が価格に対してどれだけの収益を生むかを確認できます。
キャップレートを計算する
収入
実際に支払った金額、または現在売却した場合の想定価格です。
全住戸から見込まれる賃料の月額合計です。
駐車場、コインランドリー、トランクルームなどの収入(任意)。
空室や家賃の未払いによって失われると見込まれる収入の割合です。
運営費
物件の運営にかかる費用です。ローンの返済額は含めないでください。
月額合計 —
計算結果
キャップレート —
購入価格と収入を入力すると、キャップレートが表示されます。
| 年間総収入 | — |
|---|---|
| 空室損失 | — |
| 実効総収入 | — |
| 年間運営費 | — |
| 純営業収益(NOI) | — |
| 経費率 | — |
| 総賃料乗数(GRM) | — |
| 購入価格 | — |
資金調達(任意)
全額現金で購入する場合は、これらの欄を空欄のままにしてください。100% 未満の頭金、金利、借入期間を入力すると、キャッシュ・オン・キャッシュ・リターンと DSCR が表示されます。
価格のうち現金で支払う割合です。
ローンの年利です。
ローンの返済期間です(最長 50 年)。
購入時に現金で支払う手数料、税金、その他の一時的な費用です(任意)。
| 借入額 | — |
|---|---|
| 毎月のローン返済額 | — |
| 年間返済額 | — |
| 年間キャッシュフロー | — |
| 月間キャッシュフロー | — |
| キャッシュ・オン・キャッシュ・リターン | — |
| 債務返済カバー率(DSCR) | — |
逆算
物件が目標のキャップレートを実現する価格を求めます。
| 目標キャップレートでの物件価値 | — |
|---|
キャップレートの計算方法
この計算機は、不動産鑑定士や投資家が用いる標準的な収益還元法に沿って、次の五つのステップで計算します:
- 年間総収入
(月額賃料 + その他の月額収入) × 12 - 空室損失
年間総収入 × 空室率 % - 実効総収入
年間総収入 − 空室損失 - 純営業収益(NOI)
実効総収入 − 年間運営費 - キャップレート
NOI ÷ 購入価格 × 100%
NOI に含めないもの
キャップレートは物件そのものを評価する指標であり、購入資金の調達方法や個人の税金は関係ありません。次のものは含めないでください:
- 住宅ローン・借入金の返済(元金と利息)
- 減価償却費など、現金の支出を伴わない会計上の費用
- 個人の所得税や法人税
- 屋根の葺き替えや全面リノベーションなど、一度きりの大規模な改修
計算例
小さな賃貸住宅を 250,000 で購入しました。賃料は月 2,100 で、オーナーは空室に備えて収入の 5% を差し引いて見込んでいます。年間の運営費は以下のとおりです。
金額はどの通貨でもかまいません。ただし、最初から最後まで同じ通貨を使ってください。
| 項目 | 年額 |
|---|---|
| 固定資産税 | 2,600 |
| 管理委託費 | 1,700 |
| 保険料 | 1,100 |
| 入居者募集費・広告費 | 300 |
| 管理費・共益費 | 0 |
| オーナー負担の水道光熱費 | 600 |
| 修繕・維持管理費 | 1,500 |
| 年間運営費 | 7,800 |
| 年間総収入 | 25,200 |
|---|---|
| 空室損失 | 1,260 |
| 実効総収入 | 23,940 |
| 年間運営費 | 7,800 |
| 純営業収益(NOI) | 16,140 |
| キャップレート | 6.46% |
| 経費率 | 32.58% |
キャップレートは 6.46% で、「良好」の範囲に入ります。
結果の読み方
「良い」キャップレートの決まった基準はありません。投資家は、同じエリアの類似物件と比較して判断します。おおよその目安は次のとおりです:
| キャップレート | 評価 | 一般的な意味 |
|---|---|---|
| 0% 未満 | マイナス あなたの結果 | 運営費が収入を上回っています。ローン返済を考慮する前の段階で、すでに赤字です。 |
| 0% 以上 4% 未満 | 低い あなたの結果 | 需要が高く価格も高いエリアの物件や、現在の収入よりも将来の値上がりを見込んで購入した物件によく見られます。 |
| 4% 以上 6% 未満 | 中程度 あなたの結果 | 立地が良く、入居者が安定している住宅物件によく見られる水準です。 |
| 6% 以上 10% 以下 | 良好 あなたの結果 | 多くの賃貸物件にとって、しっかりとした収益水準です。 |
| 10% 超 | 高い あなたの結果 | 価格に対して収入が大きい状態です。リスクが高い、建物が古い、立地が劣るといった理由によることが多いため、購入前に理由を確認しましょう。 |
これらの範囲はあくまで目安です。標準的なキャップレートは国、都市、物件の種類、金利環境によって異なるため、必ず条件の近い物件同士で比較してください。
よくある質問
キャップレートとは何ですか?
キャップレート(還元利回り)とは、物件の年間の純営業収益を、その価格または価値で割ったものです。物件を全額現金で購入した場合に得られる年間の利回りを示します。価格が 200,000 で純営業収益が 12,000 の物件のキャップレートは 6% です。
良いキャップレートとはどのくらいですか?
市場や物件の種類によって異なります。多くの市場では、住宅系の賃貸物件はおおむね 4% から 10% のキャップレートで取引されています。キャップレートが低い場合は、通常、好立地にある高価格・低リスクの物件を意味し、高い場合は価格に対して収入が多い一方で、リスクも高いことが多いと言えます。固定の数値ではなく、近隣の類似物件と比較しましょう。
キャップレートは ROI やキャッシュ・オン・キャッシュ・リターンとどう違うのですか?
キャップレートは資金調達を考慮せず、物件を現金で購入したものとして扱います。キャッシュ・オン・キャッシュ・リターンは、ローン返済後の年間キャッシュフローを、実際に投じた自己資金で割ったものです。ROI は通常さらに範囲が広く、値上がり益、ローン元本の返済、売却費用なども含みます。物件同士の比較にはキャップレートを、個別の取引の評価には他の二つの指標を使いましょう。
なぜローンの返済額を含めないのですか?
同じ建物でも、買い手によって資金調達の方法はまったく異なります。ローンを除外することで、キャップレートは物件そのものの指標となり、買い手がどのように支払うかに関係なく、建物を公平に比較できます。
空室率は含めるべきですか?
はい、ほとんどの場合は含めるべきです。一年中毎日満室という物件はまれで、家賃の支払いが遅れたり、まったく支払わなかったりする入居者もいます。空室・滞納損失として 3% から 10% を見込むのが一般的です。物件の実績データや地域の市場データがあれば、それを使ってください。
この計算機は商業用不動産にも使えますか?
はい。同じ方法で、マンション、オフィス、店舗、倉庫、複合用途ビルにも使えます。商業用の賃貸借契約では、どの費用をテナントが負担し、どの費用をオーナーが負担するかを確認し、運営費にはオーナー負担分だけを入力してください。
なぜ地域によってキャップレートが違うのですか?
価格には、買い手がリスクと成長性をどう見ているかが反映されます。人気の都市では、賃料や資産価値の上昇と低い空室率が見込まれるため、買い手は低めの収益利回りを受け入れます。そのためキャップレートは低くなります。一方、小規模な市場や安定性に欠ける市場では、買い手はリスクが高い分だけ多くの収入を求めるため、キャップレートは高くなります。
キャップレートの限界は何ですか?
キャップレートはある一年間のスナップショットにすぎません。将来の賃料上昇、価値の変動、今後必要になる大規模修繕、ローンの影響は反映されません。また、その精度は入力した数値の正確さ次第です。最初のふるい分けとして手早く使い、投資する前には詳細なキャッシュフロー分析を行いましょう。
この計算機について
この無料ツールは、家主、投資家、学生、プロパティマネージャーが、賃貸物件や商業用物件の収益性を数秒で確認できるようにするものです。計算のすべてのステップを表示するので、結果がどのように導かれたのかを正確に把握できます。
基本的なキャップレートの計算式にとどまらず、空室・滞納損失やその他の収入も考慮し、費用を月額でも年額でも入力でき、ローンの詳細を入力するとキャッシュフロー、キャッシュ・オン・キャッシュ・リターン、DSCR も表示します。さらに、目標キャップレートから物件価値を逆算でき、入力した数値を含む共有用リンクも作成できます。
すべての計算はお使いのブラウザ内で行われます。入力した数値がサーバーに送信されることはありません。
この計算機は教育および情報提供のみを目的としており、金融、税務、法律上の助言ではありません。重要な判断は、資格を持つ専門家に確認してください。